地元産アボカド試食検討会 瀬戸内町
2019年11月08日
社会・経済
瀬戸内町内で栽培されたアボカドの試食検討会が7日、同町古仁屋の飲食店マッチボックスであった。農家や町職員、飲食店関係者ら22人が参加。国産の完熟果ならではの濃厚な食味を体験し、地場産品と組み合わせたレシピ開発や販売の展開方法などについて意見を交わした。
試食検討会は町内の農家でつくるアボカド生産部会(古俣文喜会長)と瀬戸内町農林課の共催。同町はアボカドを新規推進品目に指定し、2016年に苗木を導入。加計呂麻島須子茂で有力品種の選定などを行っている。
この日は一般的に流通している輸入品の「ハス」、会員の宮原仲清さんがハウス栽培した「ベーコン」「ピンカートン」、古俣会長の露地栽培の「フェルテ」の4種類を試食。同店の保田大介さん、真弓さんがアボカドと地産食材のサラダやピザ、パスタ、アイスクリームなど9品を提供した。
参加者は味の違いを楽しみながらアボカドの魅力を探った。同町清水の身体障害者向けリゾート施設「ゼログラヴィティ清水ヴィラ」で厨房を担当する清水聖子さんは「ベーコン種は風味が強くて食べ応えがあり、見た目もきれい」と高評価。
同施設の河本雄太理事は「都心部で人気の食材。瀬戸内町とアボカドを結びつけるような物語があれば売り込みやすい」と語った。