地元13社が自社PR 求職者40人とマッチング 奄美大島と大阪をオンライン JOBカフェ
2024年12月01日
社会・経済
奄美大島へ移住を希望するUIJターン者向けの就職・起業相談会と、奄美大島13社の合同企業説明会「あまみJOBカフェマッチング」(奄美大島雇用創造協議会主催)が30日、奄美大島と大阪の2会場であった。島内外から求職者や移住希望者ら約40人が来場。2会場をオンラインでつなぎ、各事業所の担当者と交流して業務内容などの説明を受けた。
就職・移住相談会と合同企業説明会は午前、午後の2部構成。2会場には奄美大島内から福祉、宿泊、保険、建設など幅広い分野の計13事業所が参加した。
奄美市名瀬のWorkStyle Labに設けられた奄美会場には求職者約20人が来場。企業説明に続き、事業者と座談会形式でお茶を飲みながら仕事や暮らしについて意見交換した。その後各ブースを訪れ、事業の特色や雇用条件などの説明を受けた。
同日はUIJターン希望者向けの移住相談もあり、奄美大島5市町村の担当者と面談やオンラインで仕事や居住に関する相談も受け付けた。
奄美大島への移住を見据えて沖縄から参加したという40代女性は「旅行者の視点ではなく、移住者目線で労働環境の実情を知ることができ、とても有意義だった」と述べた。
対面、オンライン双方で企業説明を行った里見海運産業総務部の久保修作さんは「初めてこの相談会に参加したが、求職者に会社を知っていただくきっかけになった。今後、求職者の選択肢となれば」と話した。
同協議会は12月中旬、奄美大島への移住希望者や求職者を対象に職場見学バスツアーも開催する。奄美市商工政策課(同協議会事務局)の前田哲也雇用対策官は「奄美の事業者とじかに話をすることで、労働環境などの雰囲気が知ることができたと求職者の反応は良かった。今後はバスツアーで職場を見ていただき、移住や就職につなげたい」と語った。