奄美市と龍郷町で3人 1人は感染経路不明 新型コロナ
2021年04月09日
社会・経済
【鹿児島総局】県と鹿児島市は8日、奄美市と龍郷町を含む県内6市町で新たに11人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。奄美関係は30代女性3人で、奄美市2人、龍郷町1人。いずれも7日に陽性が判明し、現在、奄美大島の医療機関に入院している。奄美市の女性のうち1人と龍郷町の女性はこれまでに発表があった感染者の濃厚接触者。残る1人は感染者との接触が確認されておらず、県が感染経路などを調べている。
県によると、龍郷町の女性は7日に感染が発表された同町の30代女性の濃厚接触者で、8日夕現在、無症状。奄美市の女性1人は7日に感染が発表された龍郷町の20代女性の濃厚接触者で、5日以降、鼻汁の症状が続いている。
感染者との接触が確認されていない奄美市の女性は5日から倦怠(けんたい)感などの症状があり、その後悪化。8日夕現在、倦怠感やせき、嗅覚障害、味覚障害などの症状があるという。
3人の濃厚接触者計26人のうち18人については8日夕現在、PCR検査の結果が分かっておらず、県によると、結果が判明するのは9日以降の見通し。
県内では8日、鹿児島市、霧島市、鹿屋市、薩摩川内市でも計8人の新たな感染者を確認。10歳未満から80代までの男女で、このうち鹿児島市の10歳未満と30歳の男性は3月26日に発表があった県内27例目のクラスター(感染者集団)の関連。このクラスター関連の感染者は累計で42人となった。
県全体の感染者総数は8日現在、1897人。7日現在39人が医療機関に入院し、37人が宿泊療養、1人が自宅待機中。