奄美物産展が大盛況 タンカン、みそ、紬小物など 兵庫県西宮市
2025年03月01日
社会・経済

地域住民や奄美出身者など多くの人でにぎわった奄美物産展=23日、兵庫県西宮市(提供写真)
奄美大島の特産品を販売する「奄美物産展」が22、23の両日、兵庫県西宮市のJR甲子園口ほんわか商店街の一画であった。タンカンや島のみそ、あくまき、大島紬の小物など20種類以上の商品が並んだ。口コミやチラシ、SNS(インターネット交流サイト)で催しを知った地域住民や奄美出身者らでにぎわい、売り切れの品も出るなど大盛況だった。

会場に並んだ奄美大島の特産品=23日、兵庫県西宮市(提供写真)
例年、瀬戸内町が尼崎市で開催している観光物産展が場所の都合などで中止になったことを受けて有志で企画。同町出身者が倉庫として利用している建物の一画を、物産展のために開放した。奄美からも4人が、自分の店や知人の店の商品などを持って現地に赴いた。
会場には初日の商品陳列時から客が訪れ、クビキ茶の作り方の実演や試飲なども人気。商品も飛ぶように売れたことから、2日目は少なくなった商品を補うため、急きょアンダーアゲ(ドーナツ)や黒糖豆菓子、タンカンジュースなどを調理して販売した。
大島紬を使った小物や菓子などを販売した瀬戸内町の重山こずえさん(67)は「現地の奄美出身者や知り合いにたくさん協力してもらい感謝。お客さんも島のものに興味があったり、懐かしがったりと大盛況だった。物産展をまた開いてほしいという声も多かった」と話した。