手作りたこに与論町の児童ら歓声

2020年01月14日

社会・経済 

楽しそうに手作りのたこを揚げる児童=13日、与論町

楽しそうに手作りのたこを揚げる児童=13日、与論町

 与論町老人クラブ連合会(竹内充啓会長)主催の第2回「全町ちびっ子手作り凧(たこ)あげ大会」が13日、同町茶花のコースタルリゾートであった。児童約70人と保護者や老連の会員ら計約120人が参加。北風が吹く絶好の「たこ揚げ日和」の中、児童ら手作りの色とりどりのたこが高々と空を舞い、子どもたちの歓声が響いた。

 現代の子どもたちに昔ながらの遊びを伝え、その楽しさを知ってもらおうと、昨年から開催している。大会を前に町内のこども会育成会にも協力を呼び掛け、集落ごとに老連の会員らが子どもたちと一緒にたこ作りも行った。

 大会は「一番高く揚がったで賞」に加え、「逃げたで賞」や「アイデア賞」などさまざまな賞があり、参加者は入賞も狙いつつ、たこ揚げを楽しんだ。

 イベント発起人で同老連・若手委員長の本園金盛さん(71)は「最近は家の中でゲームばかりしている子も少なくない。昔ながらのこんなに楽しい遊びがあることを子どもたちに伝えたかった」。

 与論小5年の重留啓秀君(11)は「たこ揚げは小さい頃にじいちゃんに教えてもらい、好きな遊びの一つ。きょうのたこは、とても安定していていい感じ」と楽しんでいた。