新作業船をお披露目 村上建設

2021年08月13日

社会・経済 

村上建設の新たな特殊作業船「立神3号」=12日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の村上建設(村上誠代表取締役社長)の新しい特殊作業船「立神3号」のお披露目式が12日、奄美市名瀬の長浜港であった。建造から約30年が経過した旧立神3号の代替船。最新鋭のシステム・機器を搭載しており、港湾整備工事などでの活躍が期待されている。

 

 船は長さ65㍍、幅24㍍。設置されているクレーンの高さは最大55・3㍍。「全旋回式多目的起重機船」と呼ばれ、日々変化する自然条件下でも、さまざまな工事が可能。

 

 環境対応型エンジンを採用し、旧船よりもクレーンの機能やパワーが向上している一方、自然環境にも配慮されているという。

 

 12日は午前8時半から安全祈願の神事があった。同9時からのお披露目会では村上社長から作業船の建造にかかわった会社へ感謝状が贈られ、朝山毅奄美市長らが来賓あいさつした。

 

 村上社長は「(この船を)港の整備など島のインフラ整備に役立てていきたい。居住環境なども良くなっており、他の島へ遠出する際なども(作業員が)より快適に仕事できると思う」などと話した。

 

 式後は船の一般見学会も行われた。