求職者11人とマッチング 座談会形式で意見交換 奄美市でJOBカフェ
2025年01月19日
社会・経済

事業所の採用担当者と求職者が集い、座談会形式で仕事内容などを意見交換したあまみJOBカフェマッチング=18日、奄美市名瀬
奄美大島への移住希望者や島内在住の求職者に向けた合同企業説明会「あまみJOBカフェマッチング」(奄美大島雇用創造協議会主催)が18日、奄美市名瀬のWorkStyle Labであった。奄美大島の10事業所が参加。求職者11人が来場して各社の採用担当者と座談会形式で交流し、業務内容などの説明を受けた。
奄美大島内に本社、支社がある福祉や宿泊、航空など幅広い分野の事業所が参加。各事業所の企業説明に続き、採用担当者と求職者が座談会形式でお茶を飲みながら意見交換。事業の特色や福利厚生、職場の雰囲気などについて説明を受けた。
東京都から昨年9月にUターンしたという龍郷町の40代男性は「いろんな企業の採用担当者から、ネットの情報ではない現場の話を聞くことで、各事業所の仕事の内容が伝わった。就職活動の参考になった」と話した。
奄美マイカーセンターの喜元健一郎センター長は「求職者の採用上の希望や、就業における不安などを知ることができた。採用条件を見直し、今後の採用に生かしたい」と述べた。
同協議会は2月上旬、奄美大島への移住希望者や求職者を対象とした職場見学バスツアーを開催する。奄美市商工政策課(同協議会事務局)の前田哲也雇用対策官は「求職者は今回、各事業所のことを知ることができたと思う。次はバスツアーで実際の職場を見ていただくことで、事業所と求職者のマッチングにつながれば」と期待を寄せた。