泥染めや星空観察など多彩 群島各地で155プログラム あまみシマ博
2021年04月14日
社会・経済
奄美の魅力を五感で楽しむ体験交流イベント「あまみシマ博覧会2021」(ぐーんと奄美=奄美群島観光物産協会=主催)がこのほど、始まった。黒糖作りや泥染め、星空観察、ケービング、酒蔵ツアーなど地域性を生かした155の体験プログラムを用意。群島内外の旅行愛好者らへ参加を呼び掛けている。開催期間は来年3月末まで。
あまみシマ博は2010年に始まり、夏と冬合わせて21回目。奄美の魅力を伝える着地型観光商品づくりを目指し、群島各地の海や森を舞台にした自然体験や、伝統文化に触れる郷土体験などのプログラムを展開している。
昨年度は新型コロナウイルスの影響で、群島外からの観光客が激減。新たな観光スタイルを確立しようと、群島内在住者向けに助成制度を設け、近隣地域の観光を楽しむ「マイクロツーリズム」も推進してきた。
シマ博のガイドブックでは宇検村のページを新設し、同村の15プログラムを掲載。群島外の旅行者向けに新型コロナの感染対策を踏まえた旅行の準備の仕方を紹介している。
公式サイトでは、デジタルパンフレットを公開し、各プログラムを紹介。ぐーんと奄美の担当者は「プログラムで地元客も観光客も地域の魅力を感じてほしい」とPRしている。
ガイドブックは3万5000部を作成し、島内の主要な観光施設などに配布。予約は体験プログラムの主催団体へ直接連絡か、一部プログラムは公式サイトからオンライン予約も可能。問い合わせ先は電話0997(58)4888あまみシマ博覧会事務局。