豪探検クルーズ船、初寄港 コーラル・アドベンチャラー 奄美市名瀬
2023年10月14日
社会・経済
オーストラリア船籍の探検クルーズ船「コーラル・アドベンチャラー」(5516トン)が13日、奄美市の名瀬港観光船バースに初入港した。福岡県博多港から九州や沖縄の離島を巡り、台湾へ向かう17日間のクルーズの一環。乗客66人はマングローブ探検カヌーなどを楽しんだ。
同船は全長約94メートルの小型クルーズ船。名瀬港へ9月24日に入港した「ナショナルジオグラフィック・レゾリューション」や6月20日に入港した「ヘリテージ・アドベンチャラー」と同様、大型客船ではたどり着けない小さな港や離島を中心に世界中を巡り、各地の自然や文化を楽しむ探検クルーズを催行している。今回の乗船客は9割近くがオーストラリア国籍。
観光船バースで行われた入港歓迎セレモニーでは、諏訪哲郎奄美市副市長が「豊かな自然や島独特の伝統文化に触れ、郷土料理や黒糖焼酎を楽しみ、地元の人たちの優しさを感じてください」と歓迎。紬美人の中西奈津美さんがマーク・ニール船長へ花束を贈呈し、記念品交換なども行われた。
同船は14日に沖永良部島伊延港、15日与論島茶花港へ入港する。与論島への国際クルーズ船寄港は、同船が入港すれば初めてとなる。
名瀬港には26日、過去最大となる国際クルーズ船「ノルウェージャン・ジュエル」(9万3502トン)が入港予定。