金賞に藤村さんと元さん 品質、収量とも順調 群島たんかん品評会
2020年02月15日
社会・経済
2019年度奄美群島たんかん品評会(奄美群島農政推進協議会、JAあまみ主催)が13、14日、奄美市名瀬であった。奄美大島と徳之島から出品された計44点を審査し、L玉で藤村秀久さん(大和村)、2L玉で元克美さん(瀬戸内町)がそれぞれ金賞を受賞した。講評で審査委員長の德永太藏県農業開発総合センター大島支場長は「昨年は台風の直撃もなく、収量、果実品質とも順調な仕上がり」と述べた。
県の関係機関やJA担当者ら6人が審査し、外観(形、皮の着色、傷の有無など)と内容品質(糖度、クエン酸度)などを総合して入賞作品を決定した。L玉の平均糖度は前年とほぼ同じの11・8度、クエン酸度は1・03%で酸切れがよかった。
講評で德永支場長は、入賞したタンカンを高く評価した上で、「受賞を励みに今後もさらによいタンカンを作っていただきたい。他の生産者とも情報交換し、栽培技術の向上につなげて」と語った。
金賞を受賞した元さん(62)は「タンカンを育てて16年になる。これまでに銀賞は2回、銅賞は1回受賞しているが、金賞は初めてです」と喜んでいた。
金賞以外の受賞者は次の通り。(敬称略)
【L玉】銀賞 大海昌平(大和村)▽銅賞 西田昭仁(奄美市)
【2L玉】銀賞 金城良洋(奄美市)▽銅賞 玉野公和(大和村)
【審査員特別賞】直島清剛(徳之島町)
【奨励賞】新元幸子(同)