黒糖焼酎は優等9点 県本格焼酎鑑評会 鹿児島市で表彰式

2025年02月15日

社会・経済 

黒糖焼酎の優等銘柄製造場を代表して表彰状を受け取る奄美大島酒造の有村成生代表取締役=14日、鹿児島市

【鹿児島総局】県産本格焼酎の品質向上を目的とした2024酒造年度県本格焼酎鑑評会(県酒造組合主催)の表彰式が14日、鹿児島市のホテルであった。優等と評価された銘柄103点が発表され、奄美黒糖焼酎は前年より4点少ない9点が選ばれた。

 

審査会は1月21~22日にあり、県内の延べ124製造場から214点が出品された。このうち黒糖焼酎は12場計22点。黒糖以外の原料別出品数はサツマイモ162点、麦22点、米8点だった。

 

審査長を務めた小濱元熊本国税局鑑定官室長が表彰式で審査報告し、黒糖については「原料の特性が上手に生かされた甘く香ばしい黒糖らしい香りや、花、ミカンを連想させる香りと上品な甘み、滑らかさが調和しているものがそろっていた。原料黒糖の添加方法や蒸留方法の違いが表れたフレッシュで華やかな香りと、きれいな味わいのものもみられた」と述べた。

 

黒糖焼酎の優等銘柄製造場を代表して、奄美大島酒造(龍郷町)の有村成生代表取締役が表彰状を受け取った。

 

黒糖焼酎の優等銘柄、製造場、杜氏(とうじ)は次の通り。(敬称略)

▽氣(白)=西平本家(小瀬戸悠悟)▽れんと=奄美大島開運酒造(高妻淑三)▽浜千鳥乃詩=奄美大島酒造(安原淳一郎)▽里の曙黒麹仕込=町田酒造(永井辰之)▽朝日=朝日酒造(喜禎浩之)▽島のナポレオン=奄美大島にしかわ酒造(永喜竜介)▽はなとり=沖永良部酒造(徳田実親)▽天下一=新納酒造(新納仁司)▽昇龍=原田酒造(有川貞一)