黒糖焼酎ケーキを共同開発 三環舎と町田酒造
2019年11月27日
社会・経済
社会福祉法人三環舎(向井扶美理事長)=奄美市名瀬=と龍郷町の町田酒造㈱(中村安久代表取締役社長)は26日、共同開発した菓子「黒糖焼酎ケーキ あまみ気分」を発表した。三環舎が運営する福祉サービス事業所あしたば園で記者会見があり、関係者が「黒糖焼酎の香りと奄美のフルーツの濃厚な味わいにこだわった自信作。女子会や持ち寄りパーティー、お土産にもぴったり」とアピールした。
三環舎と町田酒造は2017年に在宅障がい者の社会参加と自立支援を目的に業務協力協定を結び、商品の共同研究開発や販売支援協力、インフラの相互活用などに取り組んでいる。
ケーキはコラボ商品の「奄美すもも酒・たんかん酒ゼリー」に続く第2号で、リキュール製造のため黒糖焼酎に1年間漬け込んだ果実を活用。試食や試作を繰り返し、約2年かけて開発したという。
向井理事長は「アーモンドとバターを使い黒糖焼酎を練りこんだしっとりとした食感の本格的なケーキで、香りや味わいはもちろん化粧箱のパッケージにもこだわった」とアピール。
中村社長は「使用したスモモやタンカンは地元龍郷町を中心に全て奄美産。お土産としても喜んでもらえるはず」と話した。
ケーキはすもも、たんかんの2種類。単品は220円、箱入りの2種類セットは480円、化粧箱入りの6個セットは1440円(いずれも税別)。市内の土産店や三環舎が運営する「パン工房&カフェ&島料理のお店 夢来夢来(むくむく)」で購入できる。