17年度販売実績2億3千万円 知名町花き振興会
2018年08月31日
社会・経済
知名町花き振興会(平秀徳会長)の2018年度総会は30日、町中央公民館であり、本年度の予算や事業計画を承認した。17年度の販売実績は296万本(前年度比87%)、金額2億3800万円(同81%)で、前年を大きく下回った。役員改選では97年から20年間にわたって会長を務めた平氏が退き、新会長に外山利章氏を選任し、青年部の発足を決めるなど新体制へ移行した。
17年度は3月の彼岸に全国的な生育の遅れで引き合いが弱く、全体的に単価が落ち込んだまま5月のシーズン終了を迎えたことなどが不振の要因。当初計画していた出荷本数373万本、3億700万円を大きく割り込んだ。
販売実績を主な品目別にみると、テッポウユリが106万5千本(額1億1200万円)、グラジオラスが108万3千本(8500万円)、ソリダゴ71万本(2600万円)。前年と比べて3品目とも減少し、ソリダゴは約26万本の大幅減となった。
平会長は花き生産を取り巻く厳しい現状に触れ、「担い手農家の育成、各品目の生産拡大を生産者一丸となって取り組まなければならい」と訴えた。
18年度は花き全体で作付面積19・1㌶、販売本数324万本、販売額2億7285万円を目指す。
各種品評会入賞者の表彰状の贈呈・伝達もあり、JAあまみ知名事業本部優秀農家賞は松野輝久さんが受賞した。