21年度合宿者は883人 奄美スポーツアイランド協

2022年06月29日

社会・経済 

今年度の事業計画などを承認した奄美スポーツアイランド協会=28日、奄美市名瀬

奄美大島内の行政や観光関係団体で構成する奄美スポーツアイランド協会(会長・石神康郎奄美市教育部長)の2022年度総会が28日、市役所であり、事業計画や予算を承認した。スポーツ合宿実績によると、21年度は島外から72団体883人が来島。新型コロナウイルスの影響はあったものの、20年度から2団体139人増加した。

 

21年度の延べ宿泊人数は8764人泊で、前年度比731人泊増。そのうち、プロ・社会人が63団体、学生が9団体だった。団体の地域別では、半数以上を関東が占め、関西、中国・四国、中部、九州、東北・北海道の順に多かった。

 

競技内訳は陸上64団体683人(6784人泊)、野球5団体168人(1715人泊)、ゴルフ1団体26人(163人泊)、デフリンピック1団体4人(18人泊)、パラカヌー1団体2人(84人泊)。

 

事務局によると、新型コロナウイルスの影響で合宿をキャンセルしたのは19団体300人(2780人泊)。担当者は「キャンセルがなければ延べ宿泊人数で過去最多規模の予定だった」と話した。

 

22年度もスポーツ合宿費の助成事業を実施するほか、合宿の誘致や受け入れ、歓迎事業、官民連携でのスポーツ人材育成などに取り組む。