22年度は利用増 奄美市、市民交流センターと公民館
2023年06月10日
社会・経済
奄美市教育委員会生涯学習課はこのほど、市民交流センターと市内各公民館の2022年度の利用状況をまとめた。市民交流センターは9万269人で、オープン後の供用期間が半年だった21年度より4万1243人多かった。23年度は新型コロナウイルスの感染症対策も緩和され、市民の利用はさらに広がりそうだ。
市民交流センターは名瀬柳町に21年10月オープンした。23年4月からNPO法人WARABEE(ワラビー)が指定管理している。
同法人の川元一生代表理事は「22年度までは感染症対策で施設利用時の人数制限もあったが、23年度は制限がなくなり、イベントなどでより活用しやすくなった。生涯学習講座の受講者も増えている。市民が親しみ、活用しやすい運営に努めたい」と話した。
市民交流センターはネーミングライツ事業で命名権者が決定しており、6月下旬~7月に施設の「愛称」が公表される予定。
市内の公民館別の利用状況は▽名瀬公民館=旧金久分館2万6829人(前年度比5281人増)▽伊津部分館553人(同920人減)▽四谷分館6209人(同1038人増)▽住用公民館7509人(同1670人増)▽笠利公民館6679人(同2573人増)―だった。
市生涯学習課によると、21年度は感染症対策で施設を閉館した期間があったため、22年度は全体的に利用が増えた。一方、移動図書館の利用者は2492人で、対前年度比2107人減となった。