JAL、就航55周年 奄美発着3路線
2019年07月02日
社会・経済
日本航空(JAL)グループが運航する奄美大島発着3路線は1日、1964年の就航から55周年を迎えた。利用者へ感謝の気持ちを伝えようと鹿児島、奄美大島、喜界島、徳之島の4空港で同日、記念イベントが行われ、同社社員らが路線搭乗客に記念品を手渡した。
3路線は旧奄美空港が開港した64年の7月1日、東亜航空によって運航開始された。現在、JALグループは鹿児島―奄美を1日8往復、奄美―喜界を3往復、奄美―徳之島を2往復運航している。
奄美市笠利町の奄美空港では1日、JAL関係者や客室乗務員、紬美人、市職員らが参加して記念イベントが行われた。午前中の鹿児島行き3便の搭乗客へ搭乗証明書や大島紬グッズなどをプレゼント。1階到着ロビーでは日本エアシステム(JAS)初代制服や年表などが展示された。
JAL鹿児島支店奄美営業所の栄正行所長は「鹿児島路線は住民の生活路線であると同時に、群島のハブ空港を担う奄美へ多くの観光客を運んでいる。55年間続いたのも地元の理解があってこそ。今後も利便性向上、島の魅力発信に努めたい」と話した。
鹿児島路線の2018年度実績によると、搭乗客数は22万2443人。搭乗率は58・4%だった。