LCC誘致活動を展開

2014年06月22日

社会・経済 

 格安航空会社(LCC)の奄美路線就航を目指すNPO法人「あまみアビエーション」(通称AmA、松道忠理事長、会員360人)の設立総会とNPO認証祝賀会が21日、奄美市名瀬のホテルで開かれた。経済関係者や行政担当者ら約100人が出席。交流人口の増加による地域経済の活性化を図り、官民一体の誘致運動を展開することで一致した。
 AmAは2013年8月に発足した「奄美格安低運賃航空実現市民の会」が前身。今年2月のNPO法人認証に合わせて名称を変更した。4月に役員が航空会社スカイマークの東京本社を訪問。関西―奄美―徳之島のトライアングル路線の運航などを要望した。
 14年度の事業計画は①誘致に向けた体制構築②LCCの調査・研究③LCC各社との交渉―が柱。奄振交付金を活用した航空運賃の軽減化やLCCバニラ・エアの奄美―成田路線就航など環境整備が進む中、航空各社や関係機関への陳情活動を行う。帰省路線の価格引き下げを熱望する本土の奄美出身者組織とも連携する考えだ。