パッション品評会に15点 奄美市

2019年06月13日

社会・経済 

奄美市施設パッションフルーツ品評会の各賞受賞者(右から銅賞の渋谷さん、金賞の上原さん、銀賞の森永さん)=12日、同市名瀬

奄美市施設パッションフルーツ品評会の各賞受賞者(右から銅賞の渋谷さん、金賞の上原さん、銀賞の森永さん)=12日、同市名瀬

  2019年度奄美市施設パッションフルーツ品評会が12日、同市名瀬朝戸の市農村環境改善センターであった。ルビースターと呼ばれる品種15点(名瀬8、笠利6、住用1)が出品され、金賞に上原龍治さん(37)=名瀬=が選ばれた。

 

 品評会は生産技術の向上が目的。審査は11日にあり、県や市の担当職員6人が審査員となり、玉ぞろいや果皮の着色、傷、糖度、酸度などの項目に沿って果実をチェック。糖度は平均17・38度(最高18・3度)で、酸度は平均1・50%だった。

 

 12日の表彰式で、審査委員長の徳永太藏県農業開発総合センター大島支場長は「いずれも良く管理されており、栽培技術が年々向上している」と評し、「今後も消費者の期待に応える素晴らしいパッションを育ててほしい」と期待した。

 

 金賞を獲得した上原さんは、同市名瀬名瀬勝で一昨年から果実生産を手掛けており、生産規模は6・6㌃。「皆さんの指導のおかげ。来年以降も高い品質の果実を育てていきたい」と話した。

 

 市農林水産課によると、同市の施設パッション栽培は、17年度実績で世帯数55戸、栽培面積6・4㌶、生産量94・5㌧。面積、生産量ともに増加してきているという

 

 栽培講習会もあり、奄美市農林水産課の浜田恭平さんと県大島支庁農政普及課の平田昭人さんが講話した。

 金賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽銀賞 森永幸二郎(名瀬)▽銅賞 渋谷丹(笠利)