ミカンコミバエ規制対象品、検査を受けて出荷可能へ

2016年04月21日

社会・経済 

 ミカンコミバエの緊急防除省令に基づいて奄美大島から移動規制がかかっている果樹・果菜類に関し、農林水産省植物防疫所名瀬支所は、27日までに島内で誘殺が確認されなければ、その後の検査で合格した果実類の出荷を可能にすると明らかにした。同支所によると、検査を経て出荷が可能になるのは5月の大型連休以降になるもよう。21日から島内の各市町村で、住民や生産者対象の説明会を開く。27日までに誘殺がなかった場合に出荷が可能になるのは、2月22日に移動規制基準日を迎えたスモモや、基準日が設定されていないパッションフルーツなど、規制対象の品目全般。ただし、これまでに収穫を終えて保管されているタンカンやかんきつ類は対象外。