奄美など県内で30人採用 テレワークで働く正社員 デジタル業務未経験も可 東京のコンサル会社

2023年01月24日

社会・経済 

奄美を含む県内でのデジタル人材の採用計画を発表した大竹CEO(右から2人目)ら=23日、鹿児島市

【鹿児島総局】総合コンサルティングサービスを手掛けるPwCコンサルティング合同会社(東京都、大竹伸明代表執行役CEO)は23日、テレワークで働く正社員30人を、奄美を含む県内で現地採用すると発表した。同社は自治体とも協力し、女性活躍推進や雇用創出といった地域の課題解決に取り組むとしている。

 

大竹CEOらが同日、鹿児島市の県庁で記者会見を開き、県の平林孝之商工労働水産部長も同席した。

 

同社によると、情報通信技術(ICT)の活用により時間や場所の制約を受けずに働くことができるテレワークを活用することで、地域人材の積極採用、デジタル人材の育成につなげようと新たな採用制度を設けた。地方での採用活動は鹿児島県が最初で、業務内容は同社が行うプロジェクトマネジメントのサポートなど。デジタル関連の業務が未経験でも採用対象とする。

 

大竹CEOは「ネットワークインフラが整っていれば離島でも東京と同じようにチャレンジできる。『鹿児島モデル』として日本全国どの地域にも横展開できる可能性がある」などと語った。

 

募集は23日から開始し、4月から順次雇用していく。24日は同社関係者が奄美市を訪れ、諏訪哲郎副市長との面談を予定している。