奄美4団体を顕彰 生き生きシニア活動 日本生命財団

2023年07月09日

社会・経済 

中戸口老人クラブのしめ縄指導

日本生命財団の2023年度生き生きシニア活動顕彰団体がこのほど決まり、奄美関係では中戸口老人クラブ(龍郷町)、伊仙町老人クラブ連合会、徳時老人クラブ世並蔵会(知名町)、正名老人クラブ親和会(同)が顕彰された。

 

顕彰団体は全国都道府県知事から推薦された高齢者の民間団体・グループから、同財団の選考委員会・理事会で決定。今年度は214団体を顕彰した。

 

中戸口老人クラブは登校見守りや昔遊び指導、餅つき大会などで地域の子どもたちとの関わりを継続。平岡正見会長(74)は「子どもたちとの交流で高齢者も元気をもらっている」と話した。

伊仙町老人クラブ連合会の健康づくり活動

伊仙町老人クラブ連合会は年間を通したグラウンド・ゴルフ、ゲートボール練習や集落ごとのサロン活動、施設慰問による演芸、楽器演奏などで健康づくりに取り組む。平山純会長(72)は「会員減少が課題。顕彰を機に老人クラブの活動に興味を持ってもらえたら」と話した。

 

徳時老人クラブ世並蔵会は1人暮らしの高齢者宅を訪問する見守り活動を展開。佐藤サヨ子会長(82)は「普段はおしゃべり相手をするだけだが、みんな喜んでくれている。『あいさつ、感謝、笑顔、転ばない』を目標に今後も続けたい」と話した。

 

徳時老人クラブ世並蔵会の高齢者宅訪問

正名老人クラブ親和会(林富義志会長)は花園整備や海岸清掃などの環境美化活動、子どもたちへの方言指導などで地域づくりに貢献。会員の森田敏子さん(70)は「正名は結の心、熱意でこれからも活気づいていく」と力を込めた。                             (沖永良部総局)

 

 

 

 

正名老人クラブ親和会の方言指導