安原さんに厚労大臣表彰　栄養指導業務に長年尽力　奄美市

厚生労働省の２０２２年度栄養関係功労者表彰で、奄美市の管理栄養士、安原美智子さん（６７）が大臣表彰を受けた。栄養指導業務に長年尽力したことが評価された。安原さんは「今後も体が元気な限り頑張っていきたい」と喜びを語った。

 

表彰は地域の栄養改善や食生活改善事業に尽力した個人や地区組織、給食組織などが対象。２２年度の被表彰者、組織は栄養改善事業功労者５人、栄養士養成功労者２０人、栄養指導業務功労者４９人、特定給食施設１３施設。

 

安原さんは奄美大島の福祉施設で高齢者や障がい者の食事、栄養指導に長年携わった。名瀬保健所管内集団給食協議会や北大島地区栄養士会の役員も務め、地域の栄養改善に尽力。現在は奄美市の在宅管理栄養士として活動しており、島内で料理教室なども開催している。昨年は、県の栄養関係功労者としても表彰を受けた。

 

奄美市名瀬の県大島支庁で２２日に表彰伝達式があり、新川康枝支庁長から表彰状を受け取った安原さんは、今回の受賞について「周囲の方々のおかげ。栄養士の知名度やスキル向上につながれば」と喜び、「島の食材は栄養面でもおいしさでも魅力がいっぱい。もっと知ってもらえるよう活動していきたい」と抱負を語った。