最優秀作品賞「たけがわ織物」 紬グランプリ きょうから一般公開

2022年02月26日

社会・経済 

紬グランプリ最優秀作品賞に輝いたたけがわ織物の作品(右)と「翔けあまみ」最優秀賞の夢おりの郷の作品=24日、奄美市名瀬

2022本場奄美大島紬グランプリと、第33回翔(はばた)けあまみ原図展・製品化コンテスト、紬従事者の技を競う第25回地球印競技会の審査が24日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。25日に審査結果が公表され、紬グランプリでは、奄美市のたけがわ織物が最優秀作品賞に当たる県知事賞に選ばれた。作品は26、27の両日、同センターで一般公開される。

 

紬グランプリには88点の出品があり、それぞれ製品の斬新さや市場性、色彩、デザインなどを審査。最も点数が高かった最優秀作品と優秀作品賞6点、大会賞12点を選出した。

地球印競技会は88点の中から図案、染め、締め、加工、織りの5工程別に柄の構成や絣(かすり)の表現力などを審査した。

 

翔けあまみは品質向上や消費者ニーズに合った商品づくりが目的。各機屋が商品化した2021年の原図コンテスト入賞作品7点を審査し、上位3点を選出した。

 

一般公開は26日が午前10時~午後5時、27日は午前10時から午後4時。表彰式は3月1日午前10時から同センターである。

 

入賞者は次の通り。(敬称略)

【本場奄美大島紬グランプリ】▽最優秀作品賞(県知事賞)たけがわ織物▽優秀作品賞(奄美市長賞)興紬商店▽同(龍郷町長賞)美紀大島▽同(奄美大島商工会議所会頭賞)たけがわ織物▽同(奄美群島地域産業振興基金協会理事長賞)興紬商店▽同(本場奄美大島紬伝統工芸士会会長賞)同▽同(本場奄美大島紬協同組合理事長賞)都成織物▽大会賞(本場奄美大島紬協同組合理事長賞)山口織物工場、美紀大島、前田紬工芸、都成織物、奄美織物3点、田畑絹織物、牧絹織物2点、興紬商店、夢おりの郷

【翔けあまみ】▽最優秀賞(県知事賞)夢おりの郷▽優秀賞(奄美市長賞)興紬商店▽同(奄美群島地域産業振興基金協会理事長賞)同

【地球印競技会】▽地球印競技会実行委員会委員長賞(図案)古田重彦▽同(絣締め)安田幸一▽同(絣加工)安田博治▽同(製織)森千晶、松井フミ▽同(染色)肥後順一