演習部隊が現地入り 日米共同展開へ準備 奄美大島

2022年11月08日

社会・経済 

日米共同統合演習のため奄美大島入りした自衛隊車両=7日午前10時ごろ、奄美市の名瀬港観光船バース

奄美大島や徳之島などで10~19日に行われる自衛隊と米軍の日米共同統合演習(実動演習)「キーン・ソード23」を前に7日、自衛隊の関係部隊が奄美大島入りした。部隊は到着後、陸上自衛隊奄美駐屯地など訓練地へ移動。訓練実施へ向け準備を進めている。

 

同日午前9時ごろ、奄美市の名瀬港観光船バースに自衛隊のチャーター船「はくおう」(1万7345トン)が接岸した。関係者によると、陸自の第12普通科連隊(国分駐屯地)や第8後方支援連隊(北熊本駐屯地)などの人員と車両計約70台が同船から降りた。

 

キーン・ソード23は武力攻撃を想定した離島防衛訓練で自衛隊、米軍合わせて艦艇約30隻と航空機約370機が参加予定。徳之島で専門部隊や輸送機オスプレイを展開して水陸両用作戦を行い、奄美大島では補給物資を集積する日米共同の後方拠点を開設する。