UFBと沖締めで鮮度保持/奄美漁協、島外出荷を本格化

2016年07月23日

社会・経済 

超低酸素の海水で魚を処理する組合員と奄美漁協職員=22日、奄美市笠利町

超低酸素の海水で魚を処理する組合員と奄美漁協職員=22日、奄美市笠利町

 奄美漁業協同組合(柊田謙夫組合長、本所・奄美市笠利町)は2016年度、笠利地区で鮮度保持技術を活用した島外出荷体制を本格化させた。ナノサイズの気泡「ウルトラファインバブル(UFB)」で作り出す超低酸素水に浸すことで、魚の酸化や菌の発生を抑制する。沖縄の大手スーパーとの取引が好調な伸びを見せる中、7月からは東京の販路開拓も実現。徹底した衛生管理へのこだわりは内外の評価も高く、同漁協は「『奄美鮮魚』のブランド化を」と意気込んでいる。