チヂンの音色と笑い声響く 離島甲子園出場選手らと交流会 龍郷町手広
2023年08月24日
スポーツ
龍郷町赤尾木の手広地区振興センターで23日、奄美大島各地で21日から開催されている第14回国土交通大臣杯全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)の出場選手たちとの地域交流会が行われた。同町に宿泊する沖縄県竹富町と長崎県新上五島町の選手、関係者らと地域住民約100人が参加。選手たちはバーベキューで試合の疲れを癒やしながら、手広集落に伝わる八月踊りにも挑戦。集落の人々らの掛け声に合わせて踊り、奄美の伝統文化を体験、互いに交流を深めた。
新上五島町出身で、神奈川県から同集落へ移住した山崎博俊さん(57)が発起人となり、同町に宿泊する選手たちを歓迎しようと町と共に交流会を企画。竹富町選抜の選手16人と新上五島ファイブスターズの選手18人、関係者らが招かれた。龍郷選抜の選手たちも加わり、同集落にはにぎやかな笑い声やチヂン(太鼓)の音色が響いた。
竹富町選抜の池村充喜主将(13)は「合同チームで練習機会が少ない中、ベスト4に入ることができた。来年は優勝を目指したい」と話し、新上五島ファイブスターズの中島悠斗主将(15)は「初戦で負けてしまったけれど、楽しい思い出を作ることができた」と笑顔で話した。龍郷選抜の鈴木雅久主将(14)も「試合は負けてしまったけれど、島外のチームと交流ができていい経験になった」と語った。