世界レベルの技術、じかに 日本代表・遠藤選手が講師 知名町でサッカー教室

2023年06月29日

スポーツ

子どもたちとの1対1勝負を楽しむ遠藤選手(左)=27日、知名町

サッカー日本代表キャプテンでドイツ・VtBシュトゥットガルト所属の遠藤航選手を講師に招いたサッカー教室が27日、知名町フローラルパークであった。小学生~高校生約250人が参加。遠藤選手のプレーや言葉から、世界レベルの技術をじかに学んだ。

 

参加者はウオーミングアップを兼ねた「2対1」「1対1」で、遠藤選手とボールを取り合う練習をこなした後、年齢別にミニゲームを行った。遠藤選手はどちらのチームにも所属しないフリーマンとしてコート内に入り、子どもたちとのプレーを楽しんだ。

 

遠藤選手が絶妙なアシストで子どものゴールを演出したり、華麗なドリブルでボールをゴール前まで持ち込む場面もあり、訪れた観客から歓声が湧いた。子どもがゴールを決めると、遠藤選手は笑顔でハイタッチに応じていた。

 

後半はトークショーがあり、遠藤選手は「この島から羽ばたく選手がどんどん出てほしいと思う。サッカーを好きな気持ちを忘れず、これから大変なこともあると思うが頑張ってほしい」と呼び掛けた。

 

質問コーナーでは来場者から「出身は」「対戦して強いと思った選手は」「アンカーとして意識していること」などさまざまな質問があった。「これから気を付けたいことは」との質問に対し、遠藤選手は「子どもが4人いるので、子どもに怒り過ぎないように気を付けたい。サッカーについては日本代表キャプテンになったので、もっとうまくなりたいという気持ちを持ち続けたい」と話した。

 

参加した林伸樹君(10)=田皆小5年=は「遠藤選手は身長も高いし、走りも早いし、正確なシュートやパスをしていたので、さすが日本代表だなと思った」と感激した様子だった。

 

教室開催は、遠藤選手が所属する選手サポート企業、ユニバーサルスポーツジャパンの元榮太一郎代表取締役会長(沖永良部島2世)との縁で実現。子どもたちの夢を応援する企画として知名町が主催し、費用はふるさと納税を活用した。