元日本代表がバレー教室　堀川真理さんに基本学ぶ　与論町

元女子バレーボール日本代表選手の堀川真理さん（３１）を講師に招いたバレーボール教室（与論町商工会青年部主催）が１４、１５の両日、同町砂美地来館であった。町内の小、中、高校生約６０人が参加。パスやレシーブなどの基本を学んだ。

 

教室は１４日が高校生、１５日は小、中学生対象。堀川さんはパスやレシーブの手本を示し、子どもたちの練習を見て回りながら助言していた。堀川さんのスパイクをレシーブする練習もあり、子どもたちは威力のあるスパイクに驚いた様子だった。

 

堀川さんは「ご飯を好き嫌いなくたくさん食べて、午後９時、遅くても午後１０時には寝て身長を伸ばしてください」などと呼び掛けていた。参加した子どもたちは「教えてもらって、きれいにレシーブが上がり、アタックも入るようになった」「とても分かりやすく優しく教えてくれて、特にオーバーハンドパスが上達した」などと、指導の成果を実感していた。

 

教室後、堀川さんは「今まで専門の指導者や選手から指導を受けたことがあまりなかったと思うが、一言ですぐできるようになったり、子どもたち自身うまくなっていることを体感してくれた。みんな元気で、表情も楽しそうでうれしかった」と話した。

 

堀川さんは２０１０年にＶプレミアリーグの東レアローズに加入し、１１、１７年には日本代表に選出。２０年に現役引退後はマネジャーとして同チームを支え、今年退団した。教室開催は、２２年にプライベートで同島を訪れた際の島民との縁で実現した。