冝喜(和泊町玉城出身)砲丸投げでV 全国障害者スポーツ大会

2018年10月20日

スポーツ

全国大会の砲丸投げで優勝、ソフトボール投げで準優勝した冝喜天空さん(左)と父親の竜治さん=11日、鹿児島市の県庁

全国大会の砲丸投げで優勝、ソフトボール投げで準優勝した冝喜天空さん(左)と父親の竜治さん=11日、鹿児島市の県庁

 第18回全国障害者スポーツ大会(文部科学省など主催)が13~15日、福井県であった。奄美関係では、和泊町出身の冝喜天空さん(15)=鹿児島養護学校中等部3年=が車椅子使用39歳以下の部2種目に初出場。砲丸投げで優勝し、ソフトボール投げで準優勝した。

 

 冝喜さんは和泊町玉城出身。5歳のときに鹿児島市に移住した。今年4月、鹿児島養護学校のスポーツ同好会で陸上を始め、担当教諭と父の竜治さん(38)から「障害者スポーツ予選に出てみないか」と言われたのをきっかけに投擲(とうてき)種目のソフトボール、砲丸投げに取り組んできた。

 

 自宅でも腹筋や腕立て伏せといった筋トレを続け、5月の県大会ではソフトボール投げで9㍍50㌢、砲丸投げでも2㍍30㌢と自己記録を更新した。

 

 全国大会でも予選から記録を伸ばし、砲丸投げで4㍍47㌢、ソフトボール投げでも13㍍20㌢の自己新記録を出した。冝喜さんは「優勝できてうれしい。目標は、2020年に鹿児島で開かれる全国障害者スポーツ大会出場。優勝も目指して練習に励みたい」と話した。