冬の奄美をヨーリヨーリラン 全国から303人参加 島の風景と味覚楽しむ
2025年02月04日
スポーツ

夜明け前の午前6時、笑顔でスタートを切るランナーたち=2日、奄美市笠利町のホテルばしゃ山村前
奄美大島の北部を走る「第4回奄美ヨーリヨーリラン2025」(同実行委主催)は2日、奄美市笠利町用安のホテルばしゃ山村を発着点に開催された。50キロ、100キロの2コースに全国から198組303人が出走。冬の奄美路を駆け抜けた。
50キロコースは同市笠利町の須野ダムを一周しながら同町を周るコース。100キロはそれに加えて龍郷町から本茶峠を登り、安木屋場へ周るコース。
ランナーはコース途中で振る舞われる鶏飯やマダ汁(イカスミ汁)、ふくらかん、収穫されたばかりのタンカンなど、奄美の味覚と景色を楽しんだ。
100キロコースで優勝した神大輔さんは茨城県から参加。「各地のレースに出場し、奄美は初めて。暑くも寒くもなく最高のコンディションで、後半に一番きつかった本茶峠でお花見の方に多くの声援を頂き力になった」と振り返った。
勝眞一郎実行委員長(60)は「今年は天候が危ぶまれたが、なんとか雨は降らず、結果的に良いコンディションになったようだ。年々、沿道の応援も増えてきて選手の皆さんも喜んでいた」と話した。