名瀬出身の良山、準優勝 ジャパンクラシック選手権 パワーリフティング

2023年03月26日

スポーツ

ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会で準優勝した良山(写真はデッドリフト)=提供写真

ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会(日本パワーリフティング協会主催)は17~19日、佐賀県の基山町総合体育館であり、奄美市名瀬出身の良山大知(22)=鹿児島県協会個人登録=がジュニア男子66キロ級で準優勝を果たした。大会は2023年の世界選手権代表選考を兼ねており、満14歳以上の約300人が出場。ジュニア男子66キロ級は23人が記録を競った。

 

良山は5歳から空手を習い、小学6年から高校までは野球に打ち込んだ。高校の部活動引退後、趣味で体を鍛え始めたという。今大会には世界大会経験者で京都のトレーニングジム「EXSTAGE」を主宰する久保匡平さんに約3カ月間、オンラインで指導を受けて臨んだ。

 

記録はスクワット222・5キロ、ベンチプレス140・0キロ、デッドリフト225・0キロのトータル587・5キロで2位となり、惜しくも世界選手権の代表権は逃した。

 

良山は「全国大会は初めてで緊張したし、調整もうまくいかず実力を出し切れなかった。大会の記録としては自己ベストだったが、目標にはほど遠い」と悔しさをにじませた。

 

今春、鹿児島国際大学を卒業。4月からは奄美市の医療機関で社会福祉士として働くという良山。来月末には国体予選を控え、「トータル600キロは最低限クリアしなければいけないと思っている。今回の全国大会の優勝者が日本記録を更新したので、なるべく近づけたい。自分の持っているベストが出し切れたら」と意気込みを語った。