大島高、4強ならず 奄美球児の夏終わる
2021年07月19日
スポーツ

4回裏、鹿児島実業のホームインに大島安田がタッチ。惜しくもアウトならず=18日、鹿児島市の平和リース球場
第103回全国高校野球選手権鹿児島大会第14日は18日、鹿児島市の平和リース球場で準々決勝残り2試合があった。奄美勢で唯一勝ち残っていた大島は、春季大会の準決勝で敗れた鹿児島実業と再戦。粘り強く戦ったが七回コールドで敗れ、初の4強入りを前に涙をのんだ。もう一試合は第4シードの神村学園が尚志館をコールドで下し、4強が出そろった。準決勝2試合は24日の予定。25日は休養日で、26日に決勝が行われる。
◇準々決勝(平和リース)
大島
0000000─0
001232×─8
鹿児島実業
(七回コールド)
(大)大野、前山、大野─安田
(鹿)赤嵜、大村─城下
▽本塁打 濵田(鹿)▽三塁打 赤嵜(鹿)▽二塁打 平石、小倉、城下(鹿)
【評】大島は初回に泉、田尾の連打で先制の好機をつくるも後続がなく無得点。主戦・大野は鹿実打線を二回まで無得点に抑えたが、三回に先制を許すと、中盤以降は鹿実打線につかまり、徐々に点差を広げられた。粘る大島は六回にも得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ず得点に結びつかなかった。この後、鹿実に2点を奪われ、点差を詰められなかった大島は七回コールド負けを喫した。
【その他の試合】▽準々決勝 神村学園8─0(八回コールド)尚志館
【24日の準決勝】
○…平和リース…○
10時 樟南│れいめい
12時半 鹿児島実業│神村学園

準々決勝で敗れグラウンドを去る大島チーム=18日、鹿児島市の平和リース球場