奄美の相撲から学ぶ 青森・丹代道場の児童が合宿
2019年01月13日
スポーツ
大相撲の安美錦関などを輩出した青森県の鰺ケ沢相撲錬成館丹代道場(齋藤孝夫館長)が10、11の両日、奄美市で合宿を行った。道場に通う小学生の男子4人、女子1人が来島。奄美の小中学生とともに稽古に汗を流した。
合宿は奄美の子どもらの稽古に参加して強さの秘密などを学ぶことが目的。昨年2月の白鵬杯(世界少年相撲大会)小学3年部準決勝と7月のわんぱく相撲全国大会4年の部決勝で同道場の児童が奄美の選手たちに敗れていた。齋藤館長(64)の三女美菜さんは奄美市笠利町出身の元幕内里山(佐ノ山親方)の妻という縁もあった。
児童たちは、10日は笠利町の赤木名中学校、最終日は同市住用町の奄美体験交流館で地元の小中学生と四股踏みやすり足、申し合いなどに取り組んだ。
主将の三浦孝太君(11)=舞戸小5年=は「奄美の選手たちは土俵際が粘り強く、動きも素早い。もっと練習して今年は優勝を目指したい」と話した。齋藤館長(64)は「奄美の子たちは小柄ながらも技や力がある。この合宿を通じて互いのレベルアップにつなげたい。奄美の子たちも青森に来てほしい」と語った。