奄美島人、「還暦選抜」に初出場 初戦突破目指し、練習に熱
2018年09月04日
スポーツ
還暦を迎えてなお野球に情熱を燃やすクラブチーム「奄美島人(アマミシマンチュ)」(安田勇治監督)が9~11日、新潟県で開催される第20回全日本選抜還暦軟式野球大会に初めて出場する。チームの最高齢は69歳。1997年の「なみはや国体」(大阪)で壮年の部に出場したときのメンバーが中心だ。目標は「初戦突破」。練習にも熱が入る。
大会は全日本還暦軟式野球連盟主催。1959年以前生まれの選手が出場できる。連盟は都道府県に支部があり、奄美島人は県内48チームの代表に選出された。奄美島人は大会初日の9日、室蘭さすがアクターズ(北海道)と対戦する。登録選手20人のうち、13人が出場する。
奄美島人は社会人野球の往年の名選手がそろう。中には現在も奄美市地区対抗野球大会に出場する鉄人も。毎週土日、奄美市名瀬の旧大島工業高校グラウンドに集い、練習を続けている。「練習があるため、節制するようになった。シニアよりも若い選手がいる」(前里佐喜二郎さん)
チームはシニア時代に九州大会出場はあるものの、全国大会出場の機会はなかった。前里さんは「目標は1回戦突破と控えめだが、『3回は試合がしたい』というのが本音。全員張り切っている」と話した。