奄美市地区対抗野球 準決勝カード決まる
2018年11月24日
スポーツ
第42回南海日日旗争奪奄美市地区対抗野球大会(南海日日新聞社主催)は23日、奄美市の名瀬運動公園市民球場で開幕した。1回戦計4試合を行い、下方―奄美、金久―伊津部地区の準決勝カードが決まった。25日に同球場で準決勝、決勝がある。
大会は市内8地区の対抗形式で毎年開いている。主催者を代表して南海日日新聞社の村山三千夫社長が「奄美市各地区の野球を愛する皆さんが大会を通じて交流の輪を広げて今大会も素晴らしいプレーが展開されることを願います」とあいさつ。伊津部地区の川畑舟選手が「各地区代表の誇りを胸に、最後まで楽しくプレーし、平成最後の地区対抗野球として最高の記念大会にすることを誓います」と選手宣誓し、熱戦の火ぶたが切られた。
◇第1試合
住用
0000000|0
000010×|1
下方
(住)松村、宇井―福永、幸
(下)前里、要―園田
▽二塁打 要、泉(下)
【評】下方は五回、四球で出塁した渡辺が谷口の犠打で進塁したあと三盗し、泉の適時打でかえった。守っては前里と要の継投で完封した。住用も松村と宇井が好投。最終七回1死から、死球を受けた幸が敵失で三塁まで進んだが後が続かなかった。
住用の川井正幸監督
1点に手が届かず、悔しい。選手たちは全員打席に立ち、最後まで楽しくプレーできた。次こそは初戦を突破したい。
◇第2試合
金久
0000030|3
0010100|2
笠利
(金)師玉―恵
(笠)山下―吉原
▽二塁打 前島、日高功(笠)
【評】笠利が三回、吉原大剛の安打と前島の二塁打で先制。五回には泉の四球と二盗に敵失を絡めて加点した。しかし、金久は2点を追う六回、師玉の中前打と敵失で無死一、三塁から竹山、郁の連打と濱崎の犠飛で3点を奪い、そのまま逃げ切った。
笠利の日高英樹監督
試合の主導権を握ったと思ったが後半でひっくり返られた。来年こそは初戦突破を目指したい。
◇第3試合
古見方
0000000|0
131000×|5
奄美
(古)上田―山名
(奄)富、益満、青井、坂上―森大
▽二塁打 森大2、笹峯(奄)山名(古)
【評】奄美は初回、森大の二塁打などで1死三塁から林の犠飛で先制。二回には染川、笹峯、森大の長短打などで3点を奪い、三回に丸目、坂上、深川の安打と富の犠打で加点した。古見方は初回に森山が敵失で出塁して二盗してさらに敵失で進塁したが、無得点。二、四回も走者を三塁まで進めたが後続を絶たれた。
古見方の作元正監督
得点の機会があったがあとが続かなかったところが悔しい。来年こそはリベンジを果たしたい。
◇第4試合
上方
300000|3
320000|5
伊津部
(六回時間切れ)
(上)達村―泊
(伊)米丸―松井
▽三塁打 川畑舟(伊)
▽二塁打 米田、川口(上)
【評】先攻の上方が初回、泊、安田隼、米田、川口の長短打で3得点した。しかし伊津部はその裏、松田、外内、川畑舟の長短打と敵失で同点に追いつくと、続く二回、益田、畑、松田の安打と敵失で2点を加えた。上方は二回以降、伊津部の米丸に1安打に抑えられ、反撃できなかった。
上方の前山宗之監督
初回で追いつかれ、試合の流れも変えられなかった。来年は鍛え直して優勝を目指したい