奄美市民体育祭 上方が総合11連覇

2019年11月12日

スポーツ

【男子1500メートル走】力走する各地区の選手たち=10日、奄美市名瀬運動公園陸上競技場

【男子1500メートル走】力走する各地区の選手たち=10日、奄美市名瀬運動公園陸上競技場

 市民スポーツの祭典「第12回奄美市民体育祭」(奄美市、市教育委員会主催)は10日、同市名瀬運動公園陸上競技場であった。総合は上方が11連覇し、躍進賞は伊津部が初獲得。3種目で新記録が出た。大会スローガン表彰式では、同公園で秋季キャンプ中のプロ野球横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督が特別プレゼンターとして登場した。

 

 開会式では体育祭会長の朝山毅市長が「令和初の大会の成功を祈念する」と激励後、伊津部地区の生田俊朗さん(67)が炬火ラン。選手宣誓した恵遼太郎さん(30)=上方地区=は日本列島を沸かせたラグビーのワールドカップにちなみ、「見ている人の心をジャッカルできるよう、ワンチーム精神で熱く、熱く、熱い戦いにすることを誓う」と力強く語った。

 

 この日は朝から青空の広がる秋晴れとなった。市内8地区の代表選手はトラック、フィールドの33種目で熱戦を展開。応援テントからは盛んに声援が送られた。

 

 総合優勝の上方地区は第1回大会からの連覇を11に伸ばした(第3回大会は奄美豪雨で中止)。高司順一監督(51)は今年のモットー「楽しんで11連覇」を挙げながら「プレッシャーはあったが、各種目の責任者が強化に取り組んだ成果が出た。上方では上の世代から技術と絆が受け継がれている。選手に感謝したい」とたたえた。