徳之島が団体高学年を制す わんぱく相撲奄美大島場所

2021年06月21日

スポーツ

7チーム、約80人が出場した第30回わんぱく相撲奄美大島場所=20日、瀬戸内町

 第30回わんぱく相撲奄美大島場所in瀬戸内(奄美大島青年会議所主催)は20日、瀬戸内町の大湊緑地公園相撲場であった。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止したため、2年ぶりの開催。第1回わんぱく相撲女子奄美大島場所も行った。未就学児-小学生が団体、個人で競い、団体の低学年は朝日B、高学年は徳之島Aが制した。学年別個人戦は4年で前田琉翔(住用)、5年で重久愛斗(徳之島)、6年で早瀬駿太(瀬戸内)が優勝し、全国大会(10月31日、両国国技館)への出場を決めた。女子は4年で山田稀穂(笠利)、6年で高森樹里(瀬戸内)が優勝。5年の部のエントリーが1人だった大山仁奈(笠利やちゃ坊)とともに全国大会(11月14日、愛知県体育館)に臨む。

 

 大会には奄美群島内から7チーム、約80人が出場。会場には多くの保護者ら観客が詰め掛け、子どもたちの好取組に沸いた。

 

 ■第30回わんぱく相撲奄美大島場所in瀬戸内

 【団体】▽低学年 ①朝日B②瀬戸内A③笠利やちゃ坊▽高学年 ①徳之島A②瀬戸内A③伊仙A

 【個人】▽未就学児 ①磯和翔(笠利やちゃ坊)②朝菜桜(笠利)③大野捷(同)▽1年 ①泉洸誠(住用)②平瑛太(朝日)③木下丞二(瀬戸内)▽2年 ①田畑天進(住用)②前田一(住用)③夏目虎郎(喜界)▽3年 ①鎌田龍愛(瀬戸内)②大澤龍輝也(徳之島)③田畑龍空斗(同)▽4年 ①前田琉翔(住用)②有川碧空(朝日)③龍山逞真(瀬戸内)▽5年 ①重久愛斗(徳之島)②山下凌汰(笠利)③勝莉鳳(徳之島)▽6年 ①早瀬駿太(瀬戸内)②井川天晴(徳之島)③保岡優人(瀬戸内)

 

 団体戦高学年の部優勝、徳之島Aの大将・井川天晴「団体も個人も楽しかった。負けた試合もあったし、今日の試合の反省を生かして、押し相撲にこだわって練習を重ねたい」

 

 個人戦2連覇の早瀬駿太(瀬戸内)「団体の決勝で右手の中指をけがしてしまったけど、痛みに耐えて個人は優勝できたのでうれしい。全国でも優勝して、その先の中学の全国大会に向けて頑張りたい」

 

 ■第1回わんぱく相撲女子奄美大島場所in瀬戸内

 【個人】▽4年 ①山田稀穂(笠利)②島田香里奈(和心館)③仲原和心(伊仙)▽5年 ①大山仁奈(笠利やちゃ坊)▽6年 ①高森樹里(瀬戸内)②泉奏音(笠利やちゃ坊)

 

 女子6年の部優勝の高森樹里(瀬戸内)「地元開催の大会で優勝できてうれしい。自分より上の人とこつこつ練習してきたことが勝ちにつながったと思う。全国でも1位を取りたい」

全国大会への出場権を懸けて熱戦を繰り広げた女子相撲=20日、瀬戸内町