球春到来、キャンプスタート 横浜DeNAベイスターズ 奄美市で2年連続
2024年02月02日
スポーツ
プロ野球・横浜DeNAベイスターズの春季キャンプが1日、奄美市の名瀬運動公園で始まった。奄美大島で春季キャンプを行うのは2年連続。初日は奄美川商球場で歓迎セレモニーがあり、横浜DeNAベイスターズ奄美市協賛会会長の安田壮平奄美市長が「奄美の気候、施設環境、シマンチュの熱い思いがチームにとって今シーズンの大きな力になると信じている」などと激励した。
同球団の春季キャンプは、沖縄県宜野湾市(A班)と奄美市(B班)の2拠点に分かれて実施する。B班は若手を中心とした選手37人、監督・コーチ11人、スタッフ29人の総勢77人。鹿児島県出身の戸柱恭孝捕手、大和内野手や、昨年首位打者のタイトルを獲得した宮﨑敏郎内野手ら主力メンバーも加わり調整を行う。
歓迎セレモニーでは、選手たちが宿泊する施設から花束と霧島ひなもりポーク50㌔、奄美市から近大マグロ20㌔、鹿児島県から黒牛もも肉20㌔が贈られた。
青山道雄2軍監督兼外野守備走塁コーチは「ベテランの選手もいるが、若い選手も多く、早く1軍に上がるために一生懸命努力する。ファンのみなさんには選手を応援するために球場に足を運んでもらえたら」とあいさつした。
セレモニー後、取材に応じた戸柱捕手は「元気を与えられるようなプレーを練習からやっていくので、ぜひ球場に来てください」と島民へ呼び掛けた。
選手たちは全体でウオーミングアップを済ませ、新シーズン開幕に向けたバッティングや走塁、ピッチング練習などを開始した。
球場には平日にも関わらず、島内外のプロ野球ファンが訪れて、選手たちに熱視線を送っていた。
キャンプは25日まで。5、9、13、17、21日は休養日。12日は島内の小中学生を対象とした野球教室も開く予定。