豆力士と交流 明生関、後輩に胸を出す 立浪部屋、瀬戸内合宿

2023年06月18日

スポーツ

地元の子どもたちへ胸を出す明生関ら=17日、瀬戸内町の大湊緑地公園

大相撲立浪部屋の合宿が17日、瀬戸内町の大湊緑地公園で始まった。激しい雨にもかかわらず、相撲ファンや地元住民ら約150人が土俵を囲んで見学。同町阿室釜出身の明生力関(27)=本名・川畑明生=ら力士11人が基礎練習に汗を流し、地元の小中学生にも胸を出した。

 

稽古は午前8時ごろにスタート。力士たちは地元の子どもたちと共に、四股やすり足などを入念に行った後、力士同士で激しい申し合い稽古を繰り広げて集まったファンを沸かせた。

 

稽古後は子どもたちと相撲を取って交流。軽々と持ち上げられていた子どもたちが10人以上で束になって力士を押し出す場面もあり、会場は笑いと歓声に包まれた。

 

稽古を終え、明生関は「いろんな人が見に来てくれて本当にうれしく思う。みんなの元気そうな顔を見ることができ、心が落ち着いた」と笑顔。「後輩たちがいっぱいいて、みんな楽しそうに相撲を取っていたのがうれしい」と喜び、「三役に戻るという気持ちで今やっているし、その上の番付を期待される力士になりたい。奄美大島を盛り上げられるように頑張りたい」と目標を語った。

 

合宿は18日までで、同日は見学者へのちゃんこ鍋振る舞いやサイン会などを行う予定。天候により、変更する場合もある。