離島コースは与論町から 炬火リレールート概要決まる かごしま国体
2020年01月07日
スポーツ
【鹿児島総局】県は6日、10月に県内各地で開催される第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」と第20回全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」の炬火(きょか)リレーの日程と県内市町村を結ぶルート概要を発表した。実施期間は8月11~29日で、県内を▽薩摩▽大隅▽離島―の3コースに分け、43市町村を一筆書きでつなぐレイアウト。奄美群島を含む離島コースは与論町から種子島の西之表市まで。県によると県全体の炬火ランナーは小中高校生を中心に5千人以上を見込んでおり、各市町村が4月にも募集を開始する。
炬火リレーは「東京オリンピックの感動を引き継ぐ」との方針に沿って、オリンピック閉会式翌日の8月10日に県庁で採火式を行い、翌11日に県内3コースのスタート地点となる市町村を一斉に出発する。
離島コースは与論町を出発して奄美群島の12市町村を北上。十島村や三島村、屋久島町、南種子町、中種子町を経て西之表市には29日に到着する。
薩摩コースはスタートが指宿市でゴールは鹿児島市、大隅コースはスタートが伊佐市でゴールは鹿屋市。県内3コースを巡った炬火は9月5日に鹿児島市の鹿児島中央駅アミュプラザで集火し、県庁舎で展示するという。
県国体・全国障害者スポーツ大会局によると、市町村ごとの詳細なルートや区間については年度内に決定。リレーを行う1区間当たりの距離は400メートル程度で、1区間当たりの人数はトーチを持つ走者と伴走者を合わせて14人を基本に市町村が決める。
また、県はランナーが着用するTシャツのデザインも発表した。大会に協賛している県内の衣料関係企業によるデザイン。オール鹿児島をイメージしており、約1万着をランナーに配布する。一般販売の予定はないという。
リレーのコースやTシャツのデザインは6日の知事会見に合わせて発表。三反園訓知事は「大会開催直前の機運を高め、子どもたちを中心に多くの県民とともに盛り上げていきたい」と話した。