伊仙町選手、2階級制覇逃す  判定負け、現タイトルは保持  キックボクシング

2019年05月14日

スポーツ

判定の末、2階級制覇を逃した伊仙町選手(中央)=5日、東京・後楽園ホール

判定の末、2階級制覇を逃した伊仙町選手(中央)=5日、東京・後楽園ホール

  キックボクシングのJネットワーク・フェザー級タイトルマッチが5日、東京・後楽園ホールであり、伊仙町出身で2階級制覇を狙ったスーパーバンタム級王者の伊仙町典久選手(33)=神戸ブラ・フレイ=は判定の末、チャンピオンの一仁選手(29)=愛知県出身、真樹ジムAICHI=に敗れた。スーパーバンタム級のタイトルは保持する。

 

 伊仙町選手は大会1週間前に起きた両足肉離れが完治しないまま出場した。一仁選手はムエタイの経験者。伊仙町選手はその効果的な防御とキックの前に得意の肘打ちを封じられた。それでも、決定打を許さず、規定の3分5ラウンドを戦い抜いた。一仁選手は判定3―0で初防衛に成功した。

 

 後楽園ホールには、出身者ら約90人の伊仙町典久応援団が詰め掛け、声援を送った。伊仙町選手は試合後、「数多くの応援をいただいたが、結果を残すことができず申し訳ない」とコメントし、ドクターチェックへ向かった。