出身競輪選手が自転車教室

2019年01月14日

スポーツ

競技用自転車に乗る参加者と指導する新納選手=13日、奄美市名瀬

競技用自転車に乗る参加者と指導する新納選手=13日、奄美市名瀬

 現役の競輪選手らでつくるNPO法人ファーストペダル主催の自転車乗り方教室が13日、奄美市名瀬の県立奄美少年自然の家であった。奄美大島出身の選手が指導に当たり、競技用自転車の試乗も。訪れた家族連れらは自転車の魅力に触れた。

 

 教室は自転車競技の普及が目的。同法人の代表を務める大久保聡選手(37)は「奄美出身選手は身体能力が高い。教室が選手発掘につながれば」と期待した。

 

 指導に当たったのは大久保選手と奄美市名瀬出身の前田義和選手(34)、同市笠利町出身の新納大輝選手(29)の3人。前田選手は「自転車でさまざまな風景と出会い、世界を広げてほしい」、新納選手は「自転車競技の知識が不足している奄美でこそ、普及の取り組みを続けていきたい」とそれぞれ語った。

 

 教室では乗り方指導や競技用自転車の試乗、ワットバイク(室内トレーニング用機器)を使ったペダルを漕ぐ力の測定などがあった。父とともに競技用自転車を試乗した松浦悠太郎君(12)=同市名瀬=は「前かがみで腕の力をすごく使った。楽しかったけど、明日は筋肉痛になると思う」と話した。