台湾パラ卓球選手が来島 地元から熱い歓迎 龍郷町
2020年01月18日
スポーツ
パラリンピック卓球台湾チームの代表候補選手らが17日、空路で奄美大島入りした。選手、スタッフ計6人が東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとなっている龍郷町を表敬訪問して町民、職員から熱い歓迎を受けた。
一行は同日台湾を出発して鹿児島空港経由で奄美大島入りした。選手は女子車いす部門の盧碧春(ルー・ピーチュン)さん(56)、蕭淑卿(ショウ・シューチン)さん(59)の2人。盧さんは2016年のリオパラリンピックで台湾代表を務めた。
町役場であった歓迎式典では町職員が横断幕を持って選手団を歓迎。盧さん、蕭さんに花束が手渡された。則敏光副町長は名誉町民の西郷菊次郎(1861~1928)が台湾宜蘭県の庁長を務めた歴史を紹介し、「パラリンピックを機にさらに交流を深めたい」とあいさつした。
初来日という盧さんは「奄美は静かで自然豊かなイメージ。気候も台湾に似ている」と笑顔を見せ、「日本の人のマナーの良さ、親切さに感動している。東京パラリンピックで代表として再来日したい」と意気込んだ。
選手団は19日まで奄美市、龍郷町などで交流事業や観光を行い、20日に奄美を去る。18日は同町りゅうゆう館で町民ら対象の卓球教室を予定している。