坂井さんが高校生ら指導=奄美市でテニスクリニック

2018年03月11日

スポーツ

高校生にラケットの構え方をアドバイスする坂井さん(右)=10日、奄美市の名瀬運動公園庭球場

高校生にラケットの構え方をアドバイスする坂井さん(右)=10日、奄美市の名瀬運動公園庭球場

 奄美大島で春季合宿中の日本工学院八王子専門学校テニス部(東京都、山本博文監督)は10日、奄美市の名瀬運動公園庭球場でテニスクリニックを開催した。講師は日本テニス協会の常務理事でデビスカップ日本代表監督も務めた坂井利郎さん(70)。奄美大島の高校生―一般の38人が参加し、サーブやボレーなどの基本を学んだ。

 

 クリニックは同部の合宿の一環で今年で2回目。坂井さんのほか、コーチ、選手4人が講師を務めた。坂井さんは「膝をバネにして使う、ボールをよく見て」と参加者にアドバイス。各コートに分かれて、参加者と一緒にスマッシュやサーブ、ラリーなどで2時間汗を流した。

 

 クリニックに参加した吉川文男さん(55)=奄美市名瀬=は「専門家からアドバイスをいただけることに加えて、坂井さんに私の名前まで覚えてもらい、うれしい。最高の日になった」と笑顔を見せた。指導を終えた坂井さんは「奄美にはいい選手がそろっている。向上心も強い。しっかり練習を積み重ねれば、世界も狙える」と話していた。

 

 午後からは同会場で交流試合もあった。