徳之島高空手道部を表彰=30年連続で全国選抜大会出場

2018年03月28日

スポーツ

30年連続出場で表彰を受けた徳之島高の紀野宏繁監督(中央)と選手ら=27日、香川県の高松総合体育館  

30年連続出場で表彰を受けた徳之島高の紀野宏繁監督(中央)と選手ら=27日、香川県の高松総合体育館

 第37回全国高校空手道選抜大会の表彰式が27日、香川県高松市の高松総合体育館であり、30年連続出場を果たした徳之島高校(徳之島町亀津)の空手道部が全国高校体育連盟から表彰された。全国選抜大会の30年連続出場校は全国で10校目で、鹿児島県勢では初の快挙。紀野宏繁監督(69)は「島の子どもたちに活躍できる場を提供しようとみんなで行動した結果。とてもうれしい」と受賞を喜んだ。

 

 徳之島高校空手道部は空手道同好会が前身。1972年に島に戻った紀野監督らがスポーツ少年団に教える傍ら、指導に当たり、人数も増えて部に昇格した。 全国選抜の初出場は1989年の第8回大会。以来、同校は男女いずれかが団体や個人の形や組手に鹿児島県代表として連続出場している。1997年に女子団体形で3位入賞し、2002年にも女子団体組手で5位入賞している。

 

 今大会は女子の団体組手、形と個人組手に8人が出場、団体形でベスト16に入った。

 

 紀野監督は「県大会で優勝できるまでに10年かかり、そこから全国大会に連続できるよ

うになった」と振り返り、祷みなみ主将(2年)は「先輩方や紀野監督のおかげでここまで

来ることができた。また来年も継続して出場できるように後輩たちと頑張りたい」と話して

いた。