愛工大名電野球部徳之島入り=春季キャンプで38人来島

2018年02月24日

スポーツ

春季キャンプのため徳之島入りした愛工大名電野球部の部員ら=23日、徳之島空港

春季キャンプのため徳之島入りした愛工大名電野球部の部員ら=23日、徳之島空港

 【徳之島総局】愛知工業大学名電高校硬式野球部(愛知県)の選手、スタッフ38人は23日、春季キャンプのため、徳之島入りした。徳之島合宿は今回が初。徳之島空港では地元関係者が一行を歓迎した。同校は25日まで徳之島町健康の森総合運動公園野球場などで練習に励む。

 

 愛工名電野球部はメジャーリーグのイチローをはじめ多くのプロ野球選手を輩出する名門。甲子園には選抜高校野球大会に9回、全国高校野球選手権大会に11回出場。2005年の選抜大会では優勝を果たしている。

 

 愛知工業大学OBで昨年10月に徳之島町にIターンした川村幹弘さん(75)が、親交のある野球部の倉野光生監督へ勧めて春季キャンプが実現した。

 

 歓迎セレモニーで高岡秀規・徳之島町長らが一行を激励し、タンカンやバレイショ、ソデイカなどの特産品を選手へ手渡した。

 

 同校の岩間博校長は「今の選手たちは人間的にも技術的にも甲子園にふさわしい力がある。春キャンプをきっかけに、大きく成長することを期待している」とあいさつ。野球部の西脇大晴主将(2年)は「夏に甲子園に行くため、少しでもプラスになるよう頑張る」と意欲を示した。