名瀬で28・6度 奄美各地で12月の最高気温更新
2018年12月05日
自然・気象
奄美地方は4日、気温が上昇し、各地で12月の最高気温を更新した。中でも奄美市名瀬は1940(昭和15)年に記録した27・6度を78年ぶりに更新。10月上旬並みの28・6度と汗ばむ陽気となった。
気象庁の観測データによると、他に奄美地方で12月最高気温を更新したのは笠利26・8度、古仁屋27・0度、天城27・2度、伊仙27・0度、沖永良部27・1度、与論27・5度。喜界は2016年の27・2度には届かなかったが、今年12月最高の26・8度だった。
名瀬では2日から3日連続で最高気温25度以上の夏日。名瀬測候所によると、4日は日本海から東シナ海にかけて伸びる前線に向かって南から暖かい空気が流れ込んだことに加え日差しがあり、気温が上昇した。
4日、名瀬市街地では半そで姿が目立った。車で全国を巡っているという三重県の60代夫婦は「暖ったかいだろうと思って来たが、そうじゃなかった。あっつい、あっつい」。
名瀬測候所によると、奄美地方の最高気温は5日以降下がり、週末には平年並みになる見通し。