巨大コーシャマン収穫 自宅庭で栽培、18・5㌔ 天城町天城

2022年01月08日

社会・経済 

巨大コーシャマンを収穫した盛岡さんと孫の田川舞さん=3日、天城町天城

天城町天城の盛岡弘忠さん(83)は昨年12月28日、自宅庭で18・5㌔の巨大コーシャマンを収穫した。正月料理にも使う縁起物の収穫に「おめでたいが、とても一家では食べきれない。近所にも配らないと」と笑顔を見せた。

 

コーシャマンはヤムイモの一種で、サトイモのように煮たり、ヤマイモのようにすりおろしたりして食べる。赤色と白色の2種類があり、紅白で縁起が良いという理由から正月料理にも用いられる。

 

収穫したコーシャマンは盛岡さんが昨年2月に種イモを植えて育てたもの。長年栽培している盛岡さんも「5~6㌔のものは収穫したことはあったが、これほど大きいのは見たことがない。1人では運べなくて孫に手伝ってもらった」と驚いた。

 

コーシャマンが取れた場所はソテツのそばで、ダイコン、ブロッコリー、ニンジンなどの出来も良いという。盛岡さんは「肥料はほとんど与えていないが、ソテツのそばだと良く育つ。畑のそばにソテツが多いのは昔の人の知恵なのかも」と感心した様子で話した。