プロ野球選手の手ほどきに感動 沖永良部島、阪神・近本選手が野球教室

2022年01月16日

スポーツ

参加者へノックをする近本選手=15日、和泊町

自主トレのために沖永良部島を訪れているプロ野球、阪神タイガースの近本光司選手(27)による野球教室が15日、和泊町の町民運動広場であった。和泊、知名両町の小中学生82人が参加。近本選手は、守備や打撃、走塁の技術的な指導とともに、普段の練習に真剣に取り組む大切さを伝えた。

 

近本選手は左投げ左打ちの外野手で阪神の選手会長。2021年シーズンは140試合に出場し、セ・リーグ最多の178安打を記録。ゴールデン・グラブ賞、ベストナインを初めて受賞した。

 

近本選手は児童生徒とキャッチボールをしたり、ノックをしたりして守備を指導し、「グローブは下から出して」などとアドバイス。

 

走塁や打撃についての質問には「打席に立つ前から(相手の)ピッチャーがどうやって投げるかを観察して」「自分の狙った場所に打てるよう、バットの角度を意識したトス練習が多くヒットを打つこつ」などと丁寧に答えていた。

 

和泊小5年の東玄樹君(11)は教室後、「バッティングの話が分かりやすかった。近本選手に教えてもらったことをこれからの練習に生かしたい」と話した。

 

野球教室は、近本選手のプレーを子どもたちに間近で見てもらおうと、アロイ・テック(兵庫県、山田和幸取締役会長)が主催した。

近本選手とキャッチボールをする児童=15日、和泊町