星槎大講師が沖永良部で特別支援教育テーマに講演

「発達障害の定義と関わり方」と題して講演する西永准教授=19日、知名町商工会館

「発達障害の定義と関わり方」と題して講演する西永准教授=19日、知名町商工会館

 昨年、沖永良部島にサテライトカレッジを開校した星槎(せいさ)大学の講師陣による特別支援教育講演会が19日から3日間の日程で、知名町で開かれている。初日は町商工会館で、特別支援教育や心理学を専門とする西永堅准教授が「発達障害の定義と関わり方」と題して講演。約90人が参加し、発達障がいの種類や適切な支援の在り方を学んだ。

 

 西永准教授は「小学2年生で1年生より身長の低い児童もいれば、3年生より高い児童もいるのと同様に、脳の発達にも個人差がある」と指摘。学年で区切って同じ教科書を使い、授業を行う日本の教育システムの問題点にも言及した上で、子どもたちに合わせた教育指導の重要性を強調した。

 

 指導する際は「廊下は走らない」ではなく「廊下は歩きましょう」など、子どもたちがイメージできる具体的な指示が良いと助言。成功体験を繰り返すことで子どもに自信をつけさせることの大切さや、不安を取り除くために行動スケジュールを明確化するなど、見立ての重要性についても話した。

 

 講演会は特別支援教育への理解啓発や、星槎大学に関する情報提供などを目的に、知名町の地域課題解決人材育成事業補助金を活用して開催。21日は午後1時から同町屋者のエラブココで、阿部利彦准教授が「教育のユニバーサルデザイン」と題して講演する。